今日も元気!おひさま発電所(Utoro Letter Vol.6より)

皆様から多大なご支援を頂いて設置された太陽光発電パネル「市民共同おひさま発電所」は毎日健気に働いています。設置から1年が経ちましたので、発電量や電気代をこれまでと比較してみました!

まずは、設置後(2023年2月以降)のおひさま発電所の発電量・売電量をまとめました。図より、2023年の3月から8月迄は発電量が使用電力量を上回っており、かつ買電量は売電量より少ないという結果が出ています。春から夏にかけての太陽は、紫外線は怖いけれど、確かに頼りになります。

次に、パネル設置前と後で、電気代とCO2排出量を比較した次のグラフを見てみます。比較は2022年、2023年ともに5月から12月までそれぞれ8カ月間。なお、冷暖房用の電機は別系統となっており、ここでの使用量には含んでいません。契約電力使用量が設置前は平均882.6kWh/月であったのに対して設置後は281.1kWh/月、その差は601.kWh/月でした。ちなみに一般家庭の1か月間の平均電気使用量は1人世帯で186kWh、4人世帯で316kWhだそうです。

月別では、最も多い昨年の11g圧でも454kWh。エアコン代は別としても月平均1,000人の来館者数でこれは驚き!当然”家計”にも優しく、前年度の約¼の金額となりました。

そして、このプロジェクトの1番の目的である温室効果ガスCO2排出量削減に関しては222.38kg/月の削減ができました。環境省では1人が1日1kgのCO2を削減することを推奨しています。このことからも、祈念館が削減したCO2の大きさがわかりますね。

(Utoro Letter Vol.6、2024年3月発行より)