ウトロ・アートフェスティバル2025について松本理沙さん執筆の記事が掲載されました。ご一読ください。
ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では松本理沙(京都芸術大学専任講師)が、京都・ウトロ地区にあるウトロ平和祈念館などで初開催された「ウトロ・アートフェスティバル2025」と、阪神・淡路大震災の被害が大きかった神戸・新長田エリアを舞台に2年に1回開催されている芸術祭「下町芸術祭2025」の2つを取り上げる。
ウトロ・アートフェスティバル2025について松本理沙さん執筆の記事が掲載されました。ご一読ください。
ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では松本理沙(京都芸術大学専任講師)が、京都・ウトロ地区にあるウトロ平和祈念館などで初開催された「ウトロ・アートフェスティバル2025」と、阪神・淡路大震災の被害が大きかった神戸・新長田エリアを舞台に2年に1回開催されている芸術祭「下町芸術祭2025」の2つを取り上げる。
ウトロ・アートフェスティバル2025について山本浩貴さん執筆の記事が掲載されました。ご一読ください。
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は文化研究者・山本浩貴のテキストをお届けする。
ウトロ地区で起きた放火事件についての展示が高松市田村文化センターの文化祭の一貫して開催され、これを記事にして頂きました。
『週刊金曜日』2025年11/14号(No.1545)に、先日京都で開催された「ウトロ・アートフェスティバル2025」についての記事が掲載されました 。ウトロの歴史や人々の営みを基軸に、ディアスポラや「排外主義」の風潮をアートで見つめ直すという、本フェスティバルの狙いが詳しく紹介されています 。
興味をお持ちの方は、記事を通じて、このフェスティバルが投げかける問いと、アーティストたちの表現に触れてみてはいかがでしょうか。表紙に取り上げられた作品、生命平和美術行動<咲け!タンポポ>は現在も他の作品と共に展示中となっています。どうぞご来館ください。
たくさんの人がウトロの歴史と実践を語る中で、今回はウトロの住民であり、運動の中心人物として当時町内会副会長を務めた厳明夫さんに、当時の現場についてお話をうかがいます。厳さんの希望により、学習会は参加者からの質問に答える形式で行われます。ウトロの歴史をより詳しく、当事者の思いをリアルに語っていただきます。ご参加いただける方は事前に質問をいただければ幸いです。
■講師
厳明夫(おん・みょんぶ)
■日時
2025年12月21日(日)
17:00開始(開場 16:30、終了 18:30)
■参加方法
対面:ウトロ平和祈念館
オンライン:後日1週間限定の動画配信
■参加費
一般 500円
サポーター 無料
京都府議会で審議中の「京都府人権尊重の共生社会づくり条例案」について、ウトロ平和祈念館を含む 5 団体は 2025 年 1 月 20 日、撤回を求める要望書を提出しました。この条例案は「人権」を掲げながら、差別抑止や被害救済の具体策が欠落し、罰則規定が盛り込まれず、条例案の策定過程を見ても当事者の意見聴取が不十分であった点も問題視されています。
京都では、朝鮮学校襲撃事件(2009 年)やウトロ放火事件(2021 年)など深刻なヘイトクライムが繰り返されてきました。こうした差別攻撃は一方的であり、条例案が掲げる「相互尊重」「支え合い」で解消すべき類のものではありません。ヘイトスピーチ被害も同様です。しかし、条例案は、人権教育・啓発や相談体制の充実に重点を置くというものの、現実の被害の深刻さを無視するかの如くです。こうした施策のいずれにおいても結局のところ、差別解消の責任は府民に委ねる姿勢で一貫しています。こうした無責任な態度に、多くのマイノリティ住民が憤りを覚えています。
ウトロ平和祈念館の展示を通じ、日本政府が歴史的に行ってきた差別政策の蓄積が、現在の差別社会を生んでいることが実感されます。日々の差別被害は、公権力による制度的差別の延長ともいえます。にもかかわらず、京都府は自らの歴史的責任を問わず、この条例で府民へ責任を転嫁しようとしています。
人権保障は「思いやり」や「支え合い」といった道徳心で解決されるべきものでも、府民の相互理解に委ねてよいようなものでもありません。行政が責任を持って施策を講じ、法制度を整える義務を負うべきなのです。京都府のような地方自治体だからこそ果たすべき特別な役割があります。
祈念館は、条例案の撤回・再考を求め、引き続き取り組んでいきます。ご賛同いただけるみなさんには、積極的に声を上げてご支援いただきますようお願いします。
※本記事は、2025年3月発行のウトロレター第9号より抜粋しました。条例は変更なく可決となりましたが、ウトロ平和祈念館はこれからも包括的差別禁止条例を求めていきます。
ウトロ平和祈念館サポーターのみなさまへ
いつもウトロ平和祈念館を応援してくださり誠にありがとうございます。おかげさまで当館は開館4年目も順調に運営しております。今年は特に、地域の学校とのつながりが形となり、若い来館者が増え、近隣の学生たちが出演するミレフェスのようなイベントも実現しました。未来を担う若い世代がウトロの歴史と平和の尊さを学ぶ場として、当館の役割が地域社会に根付き始めたことを実感しております。これもひとえに、当館を支えてくださる皆様のおかげと、心より感謝を申し上げます。つきましては、今年もサポーターのみなさまとの交流の機会として焼肉交流会を企画しております。ご参加を心待ちにしております。
■日時
2025年11月24日(月・祝) 12:00~
■場所
ウトロ平和祈念館前広場
■出演
楽器演奏など
■申込み
下のボタンからお申込みいただけます(期限:11/14)
*フォームの都合上0円と表示されますが、上記の参加費となります。
かめおか人権・平和市民フォーラムにて、当館の特別展「ガザ・パレスチナ 歴史と現在: 抵抗(ソムード)」巡回パネルが展示されます。
■期間
2025年11月16日(日)
9:45-15:00
■主催
亀岡市教育委員会
現在、ウトロ平和祈念館では、パレスチナ特別展にあわせて、京都の学生サークル「SHIRORU」主催の「パレスチナ写真展」を開催中です。
4月20日には、SHIRORUメンバーを中心としたトークイベントを開催します。パレスチナとの出会いや、展示写真から感じること、今ここから、私たちにできること…一人ひとりが、それぞれの視点から率直に語ります。
イベントの前半では、SHIRORUメンバーによる活動紹介・写真展展示解説の後、メンバー撮影の現地映像を特別上映します。続いて、後半では、SHIRORUメンバーに祈念館学生ボランティアが加わり、「わかものトーク」を実施します。
日本で暮らす学生たちが、そもそもどのようにしてウトロに、パレスチナに関わるようになったのか。山積みの社会課題や国際問題を前に、今、何を思い、考え、葛藤しながら日々活動しているのか。
「わかものトーク」参加者の共通点は、20代という年齢と、色々な問題を自分事として捉え、行動しようともがいている現状のみ。出身も、性格も、専門も、活動歴も、活動現場も多種多様な学生たちが、リアルな言葉と想いを皆さんと共有します。
若者たちが自分たちの言葉で語るこの機会に、是非祈念館へと足をお運びください。ご参加お待ちしております!
■団体紹介
SHIRORUは、「素人」が「知ろうと」することをコンセプトに、京都を中心に活動している学生団体です。現在はパレスチナ問題をはじめとするさまざまな社会問題について、イベントを企画したりサークル内の勉強会を開催したりしています。
■日時
4月20日(日) 16:00開始(18:30頃終了予定)
■内容
第一部(16:00~16:50)
SHIRORUの紹介
SHIRORUメンバーによる写真展解説・現地映像特別上映
休憩(16:50~17:10)
第二部(17:10~18:30)
SHIRORUメンバー × ウトロボランティア「わかものトーク」
■参加方法
対面:ウトロ平和祈念館 ※オンライン配信はございません
■参加費
一律 500円
■申込み
締切りました
奈良市立はぐぐみセンターにて、当館の特別展「ガザ・パレスチナ 歴史と現在: 抵抗(ソムード)」巡回パネルが展示されます。
■期間
2025年3月30日(日)
13:30-16:30
■イベント名
緊急パレスチナ学習会
■場所
奈良市立はぐぐみセンター
■主催
パレスチナ・集い視る