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東九条で出会ったオモニたち―ライフヒストリーから見える 在日コリアンの歴史

東九条南東部の鴨川堤防には、戦後、生活に困窮し住まいを求めた多くのコリアンが移り住みました。長年の住民運動によって、彼女たちは生活権と居住権を得て、同じ地に市営住宅が建てられました。 私は2000年から団地住民の生活とコContinue reading “東九条で出会ったオモニたち―ライフヒストリーから見える 在日コリアンの歴史”

ウトロを守った女性たち――彼女たちが声にしたこと

ウトロの女性たちは、土地を守る運動の本当に重要な担い手であったし、彼女たちの言葉や動きこそ、多くの人がウトロに心を寄せた理由であったと思います。その女性たちが自分たちは“声”を手に入れたと語ったのは、どんな活動を通じてだContinue reading “ウトロを守った女性たち――彼女たちが声にしたこと”

京都の民族学校史まとめ

日本政府は民族教育を公的に保証していない。在日コリアンの民族教育は在日コリアン自らの手で獲得されてきたものである。本講演では、資料やインタビューにもとづき、20世紀の京都の民族学校、つまり京都朝鮮学園と京都韓国学園(現・Continue reading “京都の民族学校史まとめ”

『トランスジェンダー生徒と学校』を読む

本書『トランスジェンダー生徒と学校』の特徴は、トランスジェンダー生徒を行為主体と捉えたところにあります。学校のどのような制度がトランスジェンダー生徒に困難をもたらすのか。どのような実践によってその困難を軽減していったのかContinue reading “『トランスジェンダー生徒と学校』を読む”

在日同胞と韓国市民社会の連帯―ウトロ地区とKIN(地球村同胞連帯)を中心に

今年は、韓国のNGOであるKINの「ウトロ支援キャンペーン」が20周年になる年です。KINは韓国市民を、引いては韓国政府をも動かし、 ウトロの立ち退き問題に解決の糸口をもたらす活躍をしました。 朝鮮半島というルーツは同じContinue reading “在日同胞と韓国市民社会の連帯―ウトロ地区とKIN(地球村同胞連帯)を中心に”

ウトロの「留学生」ボランティアを振り返る – 幾重の「KOREA」と架け橋になるということとは

ウトロでは、日本と韓国・朝鮮にかかわる様々な人びととの出会いがあります。さらに、似たような経験や想いを共有する世界の人びととの出会いもあります。なかでも多いのは、日本の過去から現在の、朝鮮半島の過去から現在の、幾重の「KContinue reading “ウトロの「留学生」ボランティアを振り返る – 幾重の「KOREA」と架け橋になるということとは”

人権をどのように伝えるか

人権が大切であることは、今や誰もが合意することだと思います。しかし、「人権とは何か?」と聞かれた時に即答できる人はどれくらいいるでしょうか。実は、教員の中にも「人権を教えるのはむずかしい」と考え、尻込みする人が少なからずContinue reading “人権をどのように伝えるか”

キリスト教の戦争責任と和解 -きっかけとしての個人的な出会い

日本基督教団は1967年に「戦争責任告白」を発表しました。なぜ67年だったのでしょう?一滴の湧水が合流して大河となるように、きっと色々な要因があったはずです。調べてみると、告白の中心人物が50年代末から在日コリアンのキリContinue reading “キリスト教の戦争責任と和解 -きっかけとしての個人的な出会い”