「朝鮮炭鉱」と揶揄された山口県宇部市の長生炭鉱で1942年2月3日に起きた水非常(水没事故)は、戦時国策のために起きた「人災」あり、その現場は「強制連行・強制労働」の象徴だといえる。
海底下に80数年放置されてきた犠牲者の遺骨は、市民団体の手により2体の遺骨が収容され、日韓政府による初のDNA共同鑑定が今進められている。
「歴史の生き証人」である遺骨を収容し尊厳を回復することは、植民地支配の過去と向き合い、朝鮮半島との確かな未来へと続く。
■講師
井上洋子(いのうえ・ようこ)
1950年 長野県下伊那郡天龍村生まれ
大学時代に朴慶植著『朝鮮人強制連行の記録』を読み、自らの故郷が朝鮮人の強制労働の現場であったこと、その骨が山に捨てられたことを知り、大きな衝撃を受ける。山口県に移り住み、海に取り残された長生炭鉱犠牲者の遺骨を知り、故郷の遺骨と重なり「遺骨を故郷へ帰したい」という思いを抱く。
1991年「刻む会」の結成に関わり、毎年の追悼集会の開催を通じて韓国遺族会との交流を続け、2014年からは「刻む会」代表を務める。朝鮮人強制労働の歴史を伝えるとともに、長生炭鉱犠牲者の遺骨収容・返還を求めて継続的に活動してきた。特に韓国政府との信頼関係の構築に尽力し、日本政府との交渉にも取り組む。
■日時
2026年09月19日(土)
17:00開始(開場 16:30、終了 18:30)
■参加方法
対面:ウトロ平和祈念館
オンライン:後日1週間限定の動画配信
■参加費
- 現地参加
- 一般 500円
- サポーター 無料
- オンライン参加
- 一般1,000円
- サポーター500円