近年、植民地時代から日本で暮らしてきた在日コリアンの歴史や、それぞれの地域での暮らしを伝えることを目的に、日本各地で在日コリアンミュージアムがオープンしています。また日本各地で日本と朝鮮半島の交流の歴史や、炭鉱での強制労働など植民地時代の日本の責任を問い、伝える取り組みも広がっています。
過去の植民地期からの日本と朝鮮半島の関係や、戦後の日本の在日外国人(在日コリアン)の人権をめぐる歴史、日本の地域社会での共生にむけた歩みを伝えている在日コリアンミュージアムは、日韓市民のより深い相互理解に寄与すると同時に、次世代の在日コリアンの豊かなアイデンティティを育む大切な場所になっており、こうした歴史を伝えることはこれからの日本が多文化共生社会に進んでいくためにも非常に重要な課題であるといえるでしょう。
このフォーラムでは、各地で取り組まれている取り組みを紹介するとともに、これからの在日コリアンミュージアムの意義と役割について深めていきます。
ぜひ多数のご参加よろしくお願いいたします。
【第一部】各地のミュージアムの取組みと現状
各地のミュージアム取り組みと現状
・笹の墓標強制労働博物館
・高麗博物館
・多文化共生をめざす川崎歴史ミュージアム設立委員会
・渡来人歴史館
・長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会
【第二部】シンポジウム 在日コリアンミュージアムの意義とこれからの役割
・李成市(在日韓人歴史資料館館長)
・伊地知紀子(大阪コリアタウン歴史資料館副理事長)
・勝村誠(ウトロ平和祈念館館長)
・金信鏞(神戸在日コリアンくらしとことばのミュージアム館長)
・コーディネーター:郭辰雄(コリアNGOセンター代表理事)
■日時
2025年11月9日(日) 14:00-17:00
■場所
大阪公立大学 森之宮キャンパス
11階 1112教室
■申込み・参加費
参加費無料/事前申し込みは不要