2/15(土)の「みんなのための特別講演会」のお知らせです。
今回は、ウトロ平和祈念館にて開催中の特別展「ガザ・パレスチナ 歴史と現在:ソムード(抵抗)」に際して、松下真理子さんによるトーク「いのちの解放―――ひとつの苦難から他者の苦難へと―――」と、本展示にご協力いただいた岡真理さんによる講演のイベントを行います。
■松下真理子(まつした・まりこ)
絵画、現代芸術作家。
アウシュヴィッツ強制収容所博物館、フィリピンの元慰安所「赤い家」などを訪れ絵画を制作。二〇二三年、七月から八月半ばまで占領下のパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に滞在していた。
■トーク概要
いのちの解放
―――ひとつの苦難から、他者の苦難へと―――
爆撃下で生きるとはどのようなことだろうか。
民族浄化の、その標的となって生きるとはどのようなことだろうか。
ガザの海岸沿いに避難し、テントで描き続けている画家Raed Issaのドローイングをとおして、「歴史の国営化」「記憶の政治化」に抗する。
またパレスチナ人に対する組織的な拘禁、極度の拷問についてもお伝えする。
■岡真理(おか・まり)
早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。
著書に『ガザに地下鉄が走る日』(以上みすず書房)、『ガザとは何か』(大和書房)、訳書に、サラ・ロイ『なぜガザなのか』(青土社)ほか。
■講演概要
この人倫の奈落において
そこでは、人が生きながら焼かれ、何万という子どもが殺され、赤ん坊は血を凍らせて息絶えた。人間の歴史で初めて、そのジェノサイドは、世界に同時中継されながらなお、15か月にわたり続いた。ヒューマニティが完全崩壊したこの世界で、人間であるとは何を意味するのか、命とは何を意味するのか。生きる、とは、何を意味するのか。
■日時
2月15日(土)
16時開始(15:30開場、18:30終了)
■参加方法
対面:ウトロ平和祈念館 先着順60名
オンライン:後日一週間限定の動画配信
■参加費
一般:1,000円
サポーター:500円
■お申込み
こちらから
(2/16追記)後日配信を開始しています。上記のリンクからお申込みいただけます。フォームの都合上開催日が3月の日付となっていますが、2/22以降、お支払い後1週間以内を目安に配信をいたします。